2022年12月15日
3年ぶりの行動制限のない年末年始となり、旅行等を楽しみにされている方も多いかと思います。
しかし長期休暇時は攻撃メール等によるウイルスへの感染や外部に持ち出した機器からの情報流出等、
セキュリティ事故の発生が多くなる時期です。さらに管理者が不在になることで対応が遅れ、被害が
拡大する恐れも高くなります。
IPA(情報処理推進機構)が長期休暇における情報セキュリティ対策について発信しています。
組織の利用者向け、組織のシステム管理者向け、家庭の利用者向けにそれぞれ対策が掲載されていますが、
ここでは、組織の利用者向けに紹介されている対策を引用、ご紹介いたします。是非ご一読ください。
長期休暇期間中に、社外での対応が必要となるなど、パソコン等の機器やデータ等の情報を持ち出す場合は、持ち出しルールを事前に確認し遵守してください。
長期休暇中に使用しない機器は電源をOFFにしてください。
自宅等に持ち出したパソコン等の機器やデータは、ウイルス感染や紛失、盗難等によって情報漏えい等の被害が発生しないよう、厳重に管理してください。
長期休暇中にOSや各種ソフトウェアの修正プログラムが公開されている場合があります。修正プログラムの有無を確認し、必要な修正プログラムを適用してください。なお、修正プログラムの適用については、システム管理者の指示に従ってください。
長期休暇中に電源を切っていたパソコンは、セキュリティソフトの定義ファイル(パターンファイル)が古い状態のままになっています。電子メールの送受信やウェブサイトの閲覧等を行う前に定義ファイルを更新し、最新の状態になっていることを確認してください。
長期休暇中に持ち出していたパソコンや、データを保存していたUSBメモリ等の外部記憶媒体にウイルスが混入していないか、組織内で利用する前にセキュリティソフトでウイルススキャンを行ってください。
実在の企業などを騙った不審なメールに関する相談が多く寄せられています。こういったメールの添付ファイルを開いたり、本文中のURLにアクセスしたりすることで、ウイルスに感染したり、フィッシングサイトに誘導されたりしてしまう可能性があります。長期休暇明けはメールが多数溜まっていることが想定されますので、特に注意してメールチェックを行ってください。不審なメールを受信していた場合、「添付ファイルは開かず」、「本文中のURLにはアクセスせず」、各組織のシステム管理者に報告し、指示に従ってください。
IPAのサイトでは、上記の組織のシステム管理者向けの対策の他に、組織のシステム管理者向け、家庭の利用者向けの対策も記載されています。是非そちらもご確認ください。
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