2016年6月2日
ITmediaさんに興味深い記事がありました。
「プライバシー侵害はイヤ、でも対策はしない」日本人(←外部サイトへリンクします)
この記事は日本を含む15ヶ国計15,000人を対象に実施された、
個人情報保護、プライバシー保護に関する意識調査結果を紹介するもので、
内容を要約すると、
多くの日本人は「プライバシー侵害はされたくない」と思っている、
だけど「それは行政がやってくれることで私は何もしない」という結果だった、というものです。
記事は、「プライバシーを一番気にしているが、プライバシーを自分で守ることはせず、国や誰かが守ってくれると思っている」という
国民性とも思えてしまうと語っています。
JPACでも2014年に一般のネットユーザーさんを対象に、個人情報、プライバシーに対する意識調査を行いました。
その結果は、みなさん個人情報とかプライバシー保護とか意識していないわけでなく、
ちゃんと意識を持って使っている人が多い、というものでした。
その部分では今回の結果と同じです。具体的な行動になかなか結びついていないのかもしれませんね。
今回の意識調査結果を見て驚いたのは、
SNSなどのプライバシー設定を、50%の方がデフォルト設定のままで使っている、というものです。
アプリによってはデフォルトで全体投稿になっていたり、位置情報の送信がonになっていたりするので、
お使いの方は、もう一度ご自身の利用しているサービスの設定をご確認ください。
「あれ?いつの間にこんな設定に!?」ということもあるかもしれません。
記事の中にもありますが、
「自分のプライバシーは自分で守る」
という意識が大事ですよね。
個人情報に関わる資格制度の運営や社員教育、認証付与など総合的ソリューションを提供し、個人情報保護の推進に貢献してまいります。